2025年– date –
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03 | 林業現場
沿岸防災植栽─クロマツ津波減災と東日本大震災後の展開
白い砂浜に連なる松林──「白砂青松」と呼ばれるこの風景は、ただ美しいだけではありません。日本の海岸線3,000km超に営まれてきたクロマツの海岸防災林は、飛んでくる砂を止め、潮風の塩を遮り、津波の勢いを弱める、いわば海と暮らしのあいだに立つ盾です... -
03 | 林業現場
浸透圧ポテンシャル:樹液上昇の物理学とCohesion-Tension Theory
浸透圧ポテンシャル(Ψo)の物理、樹液上昇のCohesion-Tension Theory(凝集張力説、Dixon & Joly 1894)、樹高物理限界120m(Koch 2004 Nature)、キャビテーション機構と樹木水分生理を解説。 -
07 | 樹木図鑑
【アカエゾマツ】Picea glehnii|湿地・蛇紋岩・溶岩地に純林を作る特殊立地スペシャリスト、ラムサール湿地の主役樹種
アカエゾマツ(Picea glehnii)は北海道の湿地・蛇紋岩地・溶岩地など特殊立地に純林を形成する針葉樹。気乾比重0.45-0.48・曲げヤング係数10-13GPaの中密度・高剛性構造材で、釧路湿原・霧多布湿原のラムサール湿地保全と林業生産を両立する戦略樹種です。 -
03 | 林業現場
受け口・追い口・ツル:安全な伐倒手順の3要素
伐倒の3要素(受け口notch・追い口felling cut・ツルhinge)の標準角度・深さ・位置。倒木方向制御、くさび活用、退避経路、安全のための基本原則を解説。 -
02 | 森林経営
クリーンウッド法|合法性確認の制度詳説
クリーンウッド法は2017年施行、2025年4月改正で第一種事業者の合法性確認が法的義務化、罰金100万円・社名公表が新設。登録事業者700社が年間3,000〜3,500万m³(市場の45%)を取扱う3省共管制度の構造を解説します。 -
03 | 林業現場
チェーンソー海外規制─CE・ANSI・JIS規格の国際比較
同じチェーンソーでも、どの国で使うかによって求められる安全基準や資格はまったく違います。EUのCEマーク、米国のANSI・OSHA、北欧の手厚い職業訓練、そして日本の特別教育——それぞれの国の林業の歴史と労働安全文化を映した、独自の制度が育ってきまし... -
03 | 林業現場
SPAC(Soil-Plant-Atmosphere Continuum)モデル:水流の連続体理論
土壌-植物-大気連続体(SPAC)モデルの基本式(Ohm's law類似)、各段階の水ポテンシャル・抵抗、気孔の制御役割、CLM・JULES等の気候モデル応用を体系解説。 -
07 | 樹木図鑑
【イチイガシ/一位樫】Quercus gilva|九州神社林の中核、カシ類最高耐朽性の樹種
イチイガシ(Quercus gilva)はブナ科コナラ属の常緑高木で、九州神社林の中核樹種。気乾比重0.85-0.95でカシ類最高の耐朽性を持ち、伝統建築構造材・農具材として珍重。樹齢千年級巨木が宇佐神宮・霧島神宮等の天然記念物として保全、文化財修復用材まで整理します。 -
06 | 建築・暮らし
CLT生産能力5万m³|製造設備の地域分布と中大規模木造
CLT生産能力5万m³(2024)の実生産量3万m³。2014年JAS規格制定後に約11社で生産展開、原料ラミナ国産材比率95%。中大規模木造の構造体としての普及構造を解剖。 -
07 | 樹木図鑑
【イタヤカエデ/板屋楓】Acer pictum|カエデ類最普通種、家具材・メープルシロップの戦略樹種
イタヤカエデ(Acer pictum)はムクロジ科の落葉広葉樹で、日本産カエデ類の最普通種。気乾比重0.65-0.78の重硬材で家具・フローリング・楽器・スポーツ用品の高級用材として確立。北米サトウカエデと近縁で日本産メープルシロップの主原料樹種、6次産業化型特用林産物として北海道・東北で生産拡大中。植物学・力学特性・市場構造まで整理。