2025年8月– date –
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07 | 樹木図鑑
【ダケカンバ/岳樺】Betula ermanii|森林限界の指標、亜高山帯生態系の樹種
ダケカンバ(Betula ermanii)はカバノキ科の落葉高木で、標高1,500-2,500mの亜高山帯〜森林限界の指標樹種。赤褐色〜橙褐色の薄く剥がれる樹皮、暴風・積雪に適応した湾曲樹形でシラカンバと識別される。気乾比重0.55-0.65、登山・自然観察文化の象徴、気候変動下の森林限界上昇リスクまで整理します。 -
02 | 森林経営
バイオマス発電|FIT制度と木質燃料の経済構造
バイオマス発電はFIT12年で容量650万kW・燃料消費1,700万tに拡大。輸入ペレット700万t・PKS500万tで輸入依存70%。買取単価40円/kWhの経済構造とFIP移行・卒FIT後の事業継続性を解剖します。 -
02 | 森林経営
竹林の菌類─アーバスキュラー菌根とタケキノコ
森のキノコや菌根の話はよく聞きますが、竹林の菌類となると意外なほど知られていません。研究の蓄積が樹木に比べて薄いからです。ところが日本では放置竹林が年々広がり、隣の森や畑へモウソウチクが侵入していく問題が深刻化しています。この厄介な竹の... -
04 | 製材・加工
山地災害|豪雨・地震・火山による森林被害
山地災害は2023年に1,470件・被害額約1,200億円。豪雨が原因の75%、地震15%、その他10%。山腹崩壊60%・土石流20%が主流。危険地区23万カ所・重点対策11万カ所、治山事業予算700億円の構造を解剖します。 -
03 | 林業現場
路網と作業効率|素材生産費の路網依存性
路網密度50m/haで素材生産費12,500円/m³、100m/haで8,000円/m³。差額4,500円/m³(36%減)の経済構造と労働生産性10→25m³/人日の2.5倍化、地形別B/C比を構造的に解剖します。 -
03 | 林業現場
共立(KIORITZ):国産チェーンソー先駆ブランドの歴史とCS362・CS501S・CS621S
1947年創業の国産老舗共立、現やまびこグループ3ブランド体制(共立・新ダイワ・ECHO)、CS362〜CS720の主要機種、軽量・国内ディーラー網の強みを体系解説。 -
07 | 樹木図鑑
【クリ/日本栗】Castanea crenata|縄文1万年の栽培樹種、耐朽性最高の構造材と食用栗の戦略
クリ(Castanea crenata)はブナ科クリ属の落葉広葉樹。気乾比重0.55-0.65・曲げヤング係数9-12GPaの構造材で、広葉樹中最高水準の耐朽性。三内丸山遺跡の縄文クリ栽培、戦前の鉄道枕木、現代の丹波栗ブランドを数値で解説します。 -
07 | 樹木図鑑
【タカノツメ/鷹の爪】Gamblea innovans|3出複葉と鷹の爪型冬芽、山菜と紅葉の里山樹種
タカノツメ(Gamblea innovans)はウコギ科の落葉小高木で、冬芽が鷹の爪のように鋭く湾曲する独特の形質と3出複葉で識別される里山樹種。コシアブラ・タラの芽と並ぶ春の山菜、秋の黄葉、里山林の生物多様性指標種としての多面的価値、森林環境譲与税の活用まで整理します。 -
07 | 樹木図鑑
【ソメイヨシノ/染井吉野】Cerasus × yedoensis|お花見文化の主役、クローン栽培品種の世代交代課題
ソメイヨシノ(Cerasus × yedoensis)はバラ科サクラ属の落葉高木で、江戸末期作出の園芸品種。全国の個体が遺伝的同一クローン、気象庁桜前線の指標樹種として日本のお花見文化を象徴。気乾比重0.62-0.72、樹齢60-80年の「ソメイヨシノ問題」、ジンダイアケボノ等への代替まで整理します。 -
05 | 木材経済
沿岸ブルーカーボン─マングローブ・塩性湿地と気候変動対策
「ブルーカーボン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。森が二酸化炭素を吸うのはよく知られていますが、じつは海の沿岸——マングローブや塩性湿地、海草の藻場——も負けず劣らず、いやそれ以上の勢いでCO2を溜め込んでいます。しかも溜める場所が違う...